4-Booster Sealed環境において、避けては通れないと言える
「Increasing Confusion」についてまとめてみたいと思います。

…ただの備忘録とも言うね!w

■なぜ強い?
 効果は非常にわかりやすいこのカード。
 表だけ使われる分には、そこまで甚大な被害はありません。

 問題は、フラッシュバックで起動時の効果である
 「2倍のカードを自分の墓地に置く」これに他なりません。

 非常に大雑把な計算ですが… 
 4-Booster Sealed環境において多くの場合はデッキを30枚で組むため、
 0ターン時点でライブラリーの総数は23枚となります。

 ここから、Increasing Confusionを使い最短で相手を倒せる
 ターン数を計算します。(土地事故やマナブースト無しで計算)

 ・1Tと2Tで打つ場合
  1T:X=0 2T:X=2 ライブラリー残:23-2-1(通常ドロー分)=20
 ・2Tと3Tで打つ場合
  2T:X=1 3T:X=4 ライブラリー残:23-5-2(通常ドロー分)=16
 ・3Tと4Tで打つ場合
  3T:X=2 4T:X=6 ライブラリー残:23-8-3(通常ドロー分)=12
 ・4Tと5Tで打つ場合
  4T:X=3 5T:X=8 ライブラリー残:23-11-4(通常ドロー分)=8
 ・5Tと6Tで打つ場合
  5T:X=4 6T:X=10 ライブラリー残:23-14-5(通常ドロー分)=4
 ・6Tと7Tで打つ場合
  6T:X=5 7T:X=12 ライブラリー残:23-17-6(通常ドロー分)=0

 従って、最短7Tの時間で相手のライブラリーを空にすることが可能です。

 この土地(マナ)とIncreasing Confusionさえ揃えば勝利条件をクリアできるという手軽さ、
 そして序盤~終盤のいずれで引いても有効利用が可能な点こそが、
 このカードの真骨頂と言えます。

さぁ、散々持ち上げたこのカードに太刀打ちする術は無いのでしょうか。

■対抗策を考える その1:ビートダウンデッキを使う
 体感的にですが、まずライフを削りきれないケースが多いです。

 理由としては、青の固さが挙げられます。
 
 Armored SkaabやFortress Crab、Headless Skaabといったクリーチャーは勿論、
 Stitcher’s Apprenticeのように延々とチャンプブロックをし続けるクリーチャー等、
 とにかく「延命」に関しては、青の右に出る色はいません。

 Increasing Confusionとマナが揃うまでの間も、絶え間なく壁が置かれ、
 さらには、こちらが用意した突破口にもClaustrophobiaでフタをされ…
 なんてことは割と良く見る光景じゃないでしょうか。
 
 よほど相手が棒立ちになっていない限り、正直厳しい…というのが
 個人的な見解です。
 

うーん…
クリーチャーでの攻めが難しいとなると、勝つための手段が限られてきました。

というわけで本題となる別の角度からの攻略法を考えます。


■対抗策を考える その2:ライブラリーアウトデッキを使う
 こちらが現在、有効打として検討している内容です。

 細かな理由は後述しますが、大きくは以下の点が挙げられます。 

  1.相手の土地を落とすことができる(マナ基盤の拡大抑止)
  2.相手のクリーチャーを落とすことができる(防壁の抑止)
  3.カウンターを利用することができる(決め手の封殺)
  4.Purify the Graveを最も活かすことができる(決め手の封殺)

 1.相手の土地を落とすことができる
  Increasing Confusionの性質として、ある程度の土地が必要となります。
  
  その必要な土地を墓地に落とすことで、打たれるまでの時間稼ぎ、および
  「使われても即死しない」レベルまでカードの効果を落とすことが可能です。

  あとは、そのまま逆にライブラリーアウトを狙っても良いですし、
  クリーチャーで殴り倒しても良いかと思います。

 2.相手のクリーチャーを落とすことができる
  ライブラリーアウトのデッキといっても、シールドにおいて
  クリーチャーが0体なんてことは、まずありません。

  相手の厄介なクリーチャーが出てこなければ、当然殴り放題。
  後は打たれる前に勝負を決めればOK。

 3.カウンターを利用することができる
  過去の記事でも書きましたが、ライブラリーアウトを使うということは、
  必然的に青が混ざるといって過言でないかと思います。

  つまり、カウンターを利用することが色的に可能なため、
  相手の決め手を封殺することもできると考えます。

 4.Purify the Graveを最も活かすことができる
  条件さえ整えば・・・といった前提は必要ですが
  この組み合わせが一番確実かと思います。

  Increasing Confusionはソーサリーのため、打てる場面が限られます。

  そこで、相手のターンエンドに相手のライブラリーを墓地へ落とし、
  Increasing ConfusionがめくれたらPurify the Graveで即リムーブ。

  このような動きで、まったく打たせないといったこともできそうです。

  仮に相手が張ったCurse of the Bloody Tome等で落とされても
  Purify the Graveにはフラッシュバックもあるため安心です。 


 以上のことから、白青デッキがIncreasing Confusionへの解答として
 使えるのではないかと言うのが個人としての結論です。


■番外編
 とはいえ、毎回都合の良いカードプールを引いているとは限りません。
 そんな時はGravepurgeを1~2枚入れるのは、どうでしょうか。

 5枚くらいライブラリートップに詰めるだけでも、かなり違うと思いますし、  
 序盤で息切れしてしまったクリーチャーの再利用もできるかな、と。

 それになんと言ってもコモンですから、引く確率も高いですしね。

コメント

いいのっくん
2012年3月28日0:20

いつも拝見してます
リンクさせて頂きました
よろしくお願いしますm(_ _)m


高まる混乱は4パックシールドやってる人間にとって鬼門ですよね(- -;)

ボクはPurify the Graveの存在を完璧に忘れてました(つд`)
今度から使ってみようと思います

幸夢
2012年3月28日9:31

いいのっくんさん、いらっしゃいませー。

こっそりと100tixチャレンジを拝見してますw
こちらもリンクさせて頂きましたので、今後もよろしくお願いします。

鬼門…まさにおっしゃる通りですねぇ。

相手に使われたら事故と思うには、遭遇率が高いですし、
対策できるカードがある時は有効に使いたいですねw

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