モダマスリミテッド:雑に個人的なまとめ
2015年5月28日 MTG コメント (2)試行回数が少ないため、どれほど意味があるかわかりませんが、
MOでの実施なども踏まえて、少しだけまとめて行きたいと思います。
シールドとドラフトで異なる点もあるかと思いますが、
ピック以外の構築やプレイの指針は、ほぼ同じだと感じます。
■概要
シールド、ドラフトいずれも特定のアーキタイプ、またはシナジーを狙い
デッキを構築する形は、事前情報の通りです。
おそらくデッキタイプとして頭一つ抜けているのは、「白青親和」と
「赤黒狂喜」の二つ、次点で「白緑or白黒のトークン戦略」「白赤装備」
といった感触です。
それ以外はさほど遜色がないと思いますので、基本的には以下の指針に従い、
骨組みの構築を進めます。
(1)レア・フィニッシャー(X火力を含む)をより多く入れられる色を選ぶ
(2)除去が多く入れられる色を選ぶ
(3)回避持ち生物が多い色を選ぶ
■デッキ構築:骨組み編
(1)レア・フィニッシャー(X火力を含む)をより多く入れられる色を選ぶ
リミテッド用に作られているセットということもあり、コモンからレアまで
プレイアブルなカードが多いプールではありますが、やはりレアが強く
使えるだけ使うのが望ましいと言えます。
特に今回はアンコモンでいわゆる「おかえりランド」が10種あるため、
シングルシンボルのレアタッチが容易であることも注目すべき点で、
2色タッチ1くらいであれば、ほぼ運用に差し支えありません。
さすがに2色タッチ2色まで行くようなら、不屈の自然や各種ランドサーチで
いっそのこと5Cを狙う方が良いことはありそうですが、基本は2色+αくらいで
可能な限りレアを搭載するのが安定するものと思います。
(2)除去が多く入れられる色を選ぶ
今回のプールは確定除去が非常に少なく、コンバットトリックとして
利用が可能なインスタントの除去は赤黒にしか無い状況です。
特にシールドが顕著だと思いますが、こういった状況下においては、
相手のボムを処理できずにイージーウィンを許してしまうケースが多く発生します。
このような事態を避けるためにも、可能な限り除去を取り入れ、
相手の行動を妨害する必要が出てきます。
これについては、いつものリミテッドでも同様と言えば同様なのですが、
どうしてもボムが多い環境故、普段以上に意識すべきだと感じます。
(3)回避持ち生物が多い色を選ぶ
これは項目の(1)とも重なる内容ではあるため、レアでありかつ回避生物の場合は
最優先でデッキに導入する形が良いと思います。
元々、リミテッドの常識として回避持ち生物が強いことは周知の事実ですが、
本環境の地上戦が非常に拮抗しやすい環境であるため、相対的に回避生物の価値が
上がっています。
項目の(2)で書いた通り、除去が少ないことも追い風になっていると言えます。
■デッキ構築:肉付け編
ここまでで、おおよそ2色(またはタッチ1色)で骨組みは出来ているはずです。
続いて、不足している箇所の肉付けを行います。
この際に気を配る点は、以下の通りです。
(1)生物は無色の生物から埋める
(2)1~2マナ域は少なめにする
(3)おかえりランドは2枚程度にとどめる
(1)生物は無色の生物から埋める
通常リミテッドでデッキを作る場合「生物15:スペル8:土地17」というのが
おおよその目安となります。
この際、生物15を埋める場合は無色の生物から優先して埋めて行きます。
理由としては2つあり、一つ目は同マナ域の色付き生物と比較して、
性能が良いこと、二つ目は相対的に色事故が起こりづらくなることです。
(2)1~2マナ域は少なめにする
スペルはともかくとして、生物の1~2マナ域は少なめに組みます。
ここ最近のテーロスやタルキールのリミテッドを考えると、
2マナ域の生物をいかに確保できるかが課題という部分がありました。
ところが、今回の環境においては陰極機をはじめとして3マナ域の生物が強く、
非力な1~2マナ域の生物は、すぐに仕事ができなくなります。
例外として、白緑のトークン戦略を選び、補強などの全体強化が多い場合は
上記の限りではありませんが、基本は3マナ域から勝負するような
線の太いデッキを構築する方が成功する傾向にあると考えます。
(3)おかえりランドは2枚程度にとどめる
1枚で2マナでることから、ランプ戦略に良し、多色化に良しと
良いことづくめのおかえりランドですが、枚数については考慮が必要と考えます。
いくつか試してみた中で気付いた点としては、あまり大量に投入すると
初手の土地が全ておかえりランドということが発生してしまい、
土地もスペルもあるのにマリガンせざるを得ないといった状況が起きました。
あくまで体感的なものになりますが、4枚になると3試合に1回は上記の理由で
マリガンをすることになっていたと記憶しています。
また、2マナ出る土地のため、土地の総数を調整することも検討項目として
考えられますが、これも土地17で組むならば、やはりおかえりランドは2枚が
限度だと思います。
■プレイ編
デッキの構築が終わり、次は実際にゲーム開始となりますが、
こちらは、普段のリミテッドと大差ないかと思います。
数点気を付ける箇所があるとすれば、以下の点になります。
(1)安易に除去を打たない
(2)可能な限り、攻める際の相打ちは避ける
(1)容易に除去を打たない
これは、デッキ構築:骨組み編でも触れていますが、全体的な除去の少なさが
根底としてあります。
相手に対しては、基本的に自軍の生物で損しないように対応するようにし、
どうしてもサイズや能力の関係で対処できないものだけを除去するのがベターです。
打つ場合には、本当に必要かの検討と相手のマナが1マナ自由になっていないか※、
一呼吸おくのが良いかと思います。
※どのカラーリングでも「使徒の祝福」を打たれる可能性があるため
(2)可能な限り、相打ちは避ける
項目の(1)にも関係する話ですが、容易に除去を打てないため、
多少無理をしてでも複数ブロックで止めなければならない場面が出ます。
この際に頭数が不足していて、そこからずるずると負けてしまうケースが、
散見されました。
いずれの場合も無理に攻めていることが非常に多く、特に「狂喜」を達成するため
犠牲を伴ったアタックが起因していることもままありました。
極力有利な場を保ちつつ、不利にならずに攻められる時のみ攻める。
守る時はがっちり守ることが、今回の環境の鉄則のように思います。
一応、こんなところを意識することで、15Roundこなして14-1の成績となっています。
まだまだ、考慮すべき点・検討すべき点は残っていると思いますが、
ひとまずは、これを土台としてMOのモダマスリミテッドにも取り組みたいところです。
MOでの実施なども踏まえて、少しだけまとめて行きたいと思います。
シールドとドラフトで異なる点もあるかと思いますが、
ピック以外の構築やプレイの指針は、ほぼ同じだと感じます。
■概要
シールド、ドラフトいずれも特定のアーキタイプ、またはシナジーを狙い
デッキを構築する形は、事前情報の通りです。
おそらくデッキタイプとして頭一つ抜けているのは、「白青親和」と
「赤黒狂喜」の二つ、次点で「白緑or白黒のトークン戦略」「白赤装備」
といった感触です。
それ以外はさほど遜色がないと思いますので、基本的には以下の指針に従い、
骨組みの構築を進めます。
(1)レア・フィニッシャー(X火力を含む)をより多く入れられる色を選ぶ
(2)除去が多く入れられる色を選ぶ
(3)回避持ち生物が多い色を選ぶ
■デッキ構築:骨組み編
(1)レア・フィニッシャー(X火力を含む)をより多く入れられる色を選ぶ
リミテッド用に作られているセットということもあり、コモンからレアまで
プレイアブルなカードが多いプールではありますが、やはりレアが強く
使えるだけ使うのが望ましいと言えます。
特に今回はアンコモンでいわゆる「おかえりランド」が10種あるため、
シングルシンボルのレアタッチが容易であることも注目すべき点で、
2色タッチ1くらいであれば、ほぼ運用に差し支えありません。
さすがに2色タッチ2色まで行くようなら、不屈の自然や各種ランドサーチで
いっそのこと5Cを狙う方が良いことはありそうですが、基本は2色+αくらいで
可能な限りレアを搭載するのが安定するものと思います。
(2)除去が多く入れられる色を選ぶ
今回のプールは確定除去が非常に少なく、コンバットトリックとして
利用が可能なインスタントの除去は赤黒にしか無い状況です。
特にシールドが顕著だと思いますが、こういった状況下においては、
相手のボムを処理できずにイージーウィンを許してしまうケースが多く発生します。
このような事態を避けるためにも、可能な限り除去を取り入れ、
相手の行動を妨害する必要が出てきます。
これについては、いつものリミテッドでも同様と言えば同様なのですが、
どうしてもボムが多い環境故、普段以上に意識すべきだと感じます。
(3)回避持ち生物が多い色を選ぶ
これは項目の(1)とも重なる内容ではあるため、レアでありかつ回避生物の場合は
最優先でデッキに導入する形が良いと思います。
元々、リミテッドの常識として回避持ち生物が強いことは周知の事実ですが、
本環境の地上戦が非常に拮抗しやすい環境であるため、相対的に回避生物の価値が
上がっています。
項目の(2)で書いた通り、除去が少ないことも追い風になっていると言えます。
■デッキ構築:肉付け編
ここまでで、おおよそ2色(またはタッチ1色)で骨組みは出来ているはずです。
続いて、不足している箇所の肉付けを行います。
この際に気を配る点は、以下の通りです。
(1)生物は無色の生物から埋める
(2)1~2マナ域は少なめにする
(3)おかえりランドは2枚程度にとどめる
(1)生物は無色の生物から埋める
通常リミテッドでデッキを作る場合「生物15:スペル8:土地17」というのが
おおよその目安となります。
この際、生物15を埋める場合は無色の生物から優先して埋めて行きます。
理由としては2つあり、一つ目は同マナ域の色付き生物と比較して、
性能が良いこと、二つ目は相対的に色事故が起こりづらくなることです。
(2)1~2マナ域は少なめにする
スペルはともかくとして、生物の1~2マナ域は少なめに組みます。
ここ最近のテーロスやタルキールのリミテッドを考えると、
2マナ域の生物をいかに確保できるかが課題という部分がありました。
ところが、今回の環境においては陰極機をはじめとして3マナ域の生物が強く、
非力な1~2マナ域の生物は、すぐに仕事ができなくなります。
例外として、白緑のトークン戦略を選び、補強などの全体強化が多い場合は
上記の限りではありませんが、基本は3マナ域から勝負するような
線の太いデッキを構築する方が成功する傾向にあると考えます。
(3)おかえりランドは2枚程度にとどめる
1枚で2マナでることから、ランプ戦略に良し、多色化に良しと
良いことづくめのおかえりランドですが、枚数については考慮が必要と考えます。
いくつか試してみた中で気付いた点としては、あまり大量に投入すると
初手の土地が全ておかえりランドということが発生してしまい、
土地もスペルもあるのにマリガンせざるを得ないといった状況が起きました。
あくまで体感的なものになりますが、4枚になると3試合に1回は上記の理由で
マリガンをすることになっていたと記憶しています。
また、2マナ出る土地のため、土地の総数を調整することも検討項目として
考えられますが、これも土地17で組むならば、やはりおかえりランドは2枚が
限度だと思います。
■プレイ編
デッキの構築が終わり、次は実際にゲーム開始となりますが、
こちらは、普段のリミテッドと大差ないかと思います。
数点気を付ける箇所があるとすれば、以下の点になります。
(1)安易に除去を打たない
(2)可能な限り、攻める際の相打ちは避ける
(1)容易に除去を打たない
これは、デッキ構築:骨組み編でも触れていますが、全体的な除去の少なさが
根底としてあります。
相手に対しては、基本的に自軍の生物で損しないように対応するようにし、
どうしてもサイズや能力の関係で対処できないものだけを除去するのがベターです。
打つ場合には、本当に必要かの検討と相手のマナが1マナ自由になっていないか※、
一呼吸おくのが良いかと思います。
※どのカラーリングでも「使徒の祝福」を打たれる可能性があるため
(2)可能な限り、相打ちは避ける
項目の(1)にも関係する話ですが、容易に除去を打てないため、
多少無理をしてでも複数ブロックで止めなければならない場面が出ます。
この際に頭数が不足していて、そこからずるずると負けてしまうケースが、
散見されました。
いずれの場合も無理に攻めていることが非常に多く、特に「狂喜」を達成するため
犠牲を伴ったアタックが起因していることもままありました。
極力有利な場を保ちつつ、不利にならずに攻められる時のみ攻める。
守る時はがっちり守ることが、今回の環境の鉄則のように思います。
一応、こんなところを意識することで、15Roundこなして14-1の成績となっています。
まだまだ、考慮すべき点・検討すべき点は残っていると思いますが、
ひとまずは、これを土台としてMOのモダマスリミテッドにも取り組みたいところです。
コメント
長々と書いてしまいましたが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。